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Cardboardを単純化 その3 レンズ固定方法
2014.11/12 (Wed)

Cardboardの簡易化で課題となっていたレンズの固定方法について検討してみる。本家では小さな突起のついた型で挟むことによって固定しているが、この方法だと切り抜くのが手間でありかつ、紙素材の強度も求められる。
この単純化の設計方針として、「パーツ点数を少なく、突起や穴をなくしてシンプルにすること」というのを掲げたので、なんとか簡単に実現したい。
ドーナツ型のシールで固定する方法
タオバイザーのプロジェクトで採用している方法がこれだ。(2014/11時点)
組み立て方のページから画像を拝借したが、左のレンズの外周を覆うように不透明なシールを貼るので、レンズの実質外径が小さくなってしまう。
たとえば直径25mmのレンズのうち周囲が1mm覆われると、全体面積の約8%が失われるので、ちょっともったいないと思う。

直線テープで3点支持する方法
セロハンテープで3点を留めることでレンズを固定できる。この方式だと、タオバイザーのドーナツ型シールに比べてレンズを損失する割合が大幅に半分以下に減少する。
簡易な固定方法としてサンドイッチしなくてもある程度レンズを保持できるが、サンドイッチしたほうが安定度は格段に向上する。

円形テープで3点支持する方法
丸型のシールでレンズの3点を固定する方式だと、ドーナツ型シールや直線のセロハンテープで固定する方式に比べて一段とレンズの損失割合が減少する。
丸型のシールには、パンチ穴の補強シールが適していると思う。素材がビニールで強度もあり、大抵の100円ショップで入手可能だろう。


3点支持固定位置について
本家のCardboardでは、外側に突起を配置して左右対象で3点支持している。視線の邪魔にならないように配置をするとこのような位置になるのだろうと推測する。左右の際を見るときには、どちらかの眼が映像を捉えていることができるので突起が気にならないのだと思う。

ここまで検討した結果、円形シールで3点固定する方法を推奨し、簡易な方法としてセロハンテープで固定することも良しとしたい。また、固定位置は本家Cardboardと同様左右対象とする。
円形シール(左)とセロハンテープ(右)を貼ったサンプル。接着面積が小さいので、サンドイッチ状にレンズを挟んで裏表から留めるのが望ましいだろう。

今日はここまで
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後日、サークルカッターを入手したので、シールをドーナツ型にカットしてタオバイザー式に留めてみた。
レンズの周囲が1mmほど欠けるが、さほど気にならないしレンズ位置の安定性が増す。もともとレンズの端はゆがみが出る部分なので、シールで隠してしまうほうがいいのかもしれない。
カッティングマシンが使えるなら別だが、サークルカッターでドーナツ型に切り出す手間を考えると、パンチシートのシールも悪くない方法だろう。
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